またまた 八ヶ岳中山尾根

投稿日: 2017年2月18日 0:26

スタイル: クライミング,積雪期

提出者: morikazu

出発日: 2017年2月11日

帰着日: 2017年2月12日

同行者: K

【2.11】 激寒
美濃戸口 7:00 - 行者小屋 11:00

 
自分たちにとっては超難関、阿弥陀岳北西稜を計画するも、強い寒気が入る。
美濃戸口から南沢を通り、行者小屋までいく。悪い予報のわりには、空は明るかった。雪がだいぶ積もっていて、登山道は正月の氷っていた状態よりは歩きやすくなっていた。
稜線は見えているが雪煙が舞い、寒そうだ。阿弥陀岳に近づくにつれてヘリの音がしていた。北西稜分岐にはトレースはなく、この寒さでは誰も取り付いていないみたいだった。
激寒の予報だったのでいつもより厚着をしたのだが、返って汗をかいてしまい、小屋に着く頃には体が冷えてしまう。そして、オーバー手袋を脱いでアイゼンをはずしたことが大失敗。指先が凍えて感覚がなくなってしまう。こんなことは久々。基本中の基本を怠ってしまった。
体も寒くなり、登りたいという意欲がなくなり、小屋で休むことにする。小屋もストーブは焚いているもののぜんぜん暖かくなく、体がなかなか温まらなかった。おそらく毎日の雪かきとタイトな移動で、疲れがピークだったのだと思う。ゆっくり寝たら夕方には回復した。相棒には迷惑をかけた。
小屋には、まったり過ごす人がたくさんいた。とりあえず行ったものの途中敗退して帰ってきているパーティや、予定を変更したパーティも多かった。
ジョウゴ沢もF2は辛うじて登れるが、F1、F3は雪に埋まっているとのこと。三叉峰ルンゼも同様。裏同心ルンゼだけは、登れるとのことだった。また、この雪で雪崩の危険もあるとのことで、皆、明日の山行の予定変更を余儀なくされていた。
前日、阿弥陀岳南稜のルンゼで大学生が滑落したとのことで、あのヘリはそのためだったことを知る。この寒さでレベルが厳しくなっていたことは間違いなかった。

 

【2.12】 快晴後曇り
行者小屋8:00 - 中山尾根分岐8:20 - 取付9:30 - 縦走路13:00 - 地蔵尾根 ー 行者小屋14:00 - 美濃戸口16:50

 
放射冷却で激寒。昨日、小屋のあるEL2340辺りでもあの寒さだったのだから、稜線はどれだけ寒いのだろうと、考えただけでも凍える。
でも、せっかく来たのだから、どこか登らないと…ということで、今シーズン3回目の中山尾根にする。(正月は西穂西尾根の予備日で、大同心南稜3ピッチと中山尾根を登った。)初見ではないので気が楽だ。
夜に降った雪はもっと積もるかと思ったら、そうでもなかった。分岐からはうすく昨日のトレースがあった。いつもは他力本願だが、今日はラッセルする。上がるにつれてトレースは無くなり、細尾根になると雪庇もでてきた。
取付到着。寒いので急いで準備する。
1ピッチ目。いつもは右から登るが、今日は直登してみようと相棒が言う。残置がたくさんあった。雪を払いのけてアックスが効くところを探しながら登った。右ルートより難しく時間がかかり、ビレーしている相棒を寒くさせてしまった。
雪稜は膝上から太股までのラッセル。体が温まった。
振り返って阿弥陀岳を見てみたら、北稜は盛況のようで、しっかりとトレースが見て取れた。諦めた北西稜は岩がでこぼこ長く続いていて、今度はあそこを登るんだと思った。とても難しそうに見えた。
小ハングもクリア。雪のせいか、ルートも前とは雰囲気が違って見えるところもあった。
寒くてもっと時間がかかってしまうかと思ったが、それほどでもなかった。でも、スピーディというわけでもなかったので、もっと練習が必要だなと反省。

 

下山のときも見てみたが、阿弥陀岳北西稜の分岐には、トレースがなかった。取り付かなくて正解だったなと思った。
 

強行山行だったが、2月のアルプスは初めてだったので、この寒さはいい経験になった。冬山の基本を忘れずに、レベルアップを図りたい。

 

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阿弥陀岳

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1ピッチ目

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4ピッチ目

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中山尾根

 

 

 
 

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