甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣

投稿日: 2017年12月27日 5:11

スタイル: クライミング,積雪期,雪山登山

提出者: morikazu

出発日: 2017年12月8日

帰着日: 2017年12月10日

同行者: N山岳会(Iさん、Aさん) 岳友(Wさん)

N山岳会の方から、黄蓮谷へ行こうと誘われる。いつか行ってみたいと思っていたのでうれしかった。黄蓮谷は尾白川最大の支流で、駒ヶ岳を代表するバリエーションルートのひとつ。
前夜、青森は大雪。真っ白で前が見えない中、高速を時速50キロで走る。仙台まで5時間かかった。眠いし、とっても疲れた。こんなんで登れるのだろうかと先行き不安。
仙台で合流して、山梨県北杜市へ。6時間ほどかかった。

 

12月8日 曇り後雪
竹宇駒ヶ岳神社7:00 - 黒戸尾根 - 五合目小屋跡13:20
山梨県は暖かくて穏やか。落ち葉を踏みしめ登り始める。青森より2ヶ月くらい月日が遡ったみたいな感じ。
汗をかきながらゆっくり急登を登る。刃渡りくらいから凍っていて、アイゼンをつける。黒戸尾根は長いとは聞いていたが、その通り長くて疲れた。
五合目小屋跡に着くころには雪が降り始め、風も強くなってきていた。一気に気温も下がり、テントで明日の予定について話し合う。
2-2で右俣と左俣に分かれるか、それとも4人で右俣にするか。右俣は体力勝負のロングルート、左俣は右俣よりも短いがテクニカルルートで、右俣よりワンランク上。自分にとっては初アイスクライミングルートなので、右俣でも十分うれしいという気持ちだった。
リーダーIさんは以前にも右俣を登ったことがあり、他3人は初めてということで、結局、全員で右俣に行くことに決定。あまり雪が積もらないでほしいと願いながらシュラフに入った。

 

12月9日 曇り後晴れ
五合目小屋跡4:50 - 六合目より下降 - 黄蓮谷右俣6:20 - 甲斐駒ヶ岳16:00 - 五合目小屋跡18:20
積雪は思ったより無く、一安心。登山道を六合目まで登り、黄蓮谷へと下降。坊主の滝下へ出た。凍っているか心配だったが、ちゃんと凍っていて登れそうだ。50mで2段になっている。1ピッチ目は傾斜がやや強い。リーダーIさんとAさんがリードした。とてもスピーディでアイスに慣れている。自分はスクリューの回収の仕方を教わり、フォローで登る。アイスは八ヶ岳の人口氷壁で練習するくらいだったが、登れてほっとした。
続いて、15mほどの滝を登ったら、二俣。いつか左俣に来れればいいなと思いながら、右俣へ。
「ゆるいナメ滝で一面ブルーアイス」と資料にあったが、雪に覆われていて残念だった。
河原のラッセルを続けていくと、奥千丈ノ滝。200メートルのナメ滝。最初と最後が傾斜が強い。雪の下は凍っていないところもあり直に岩だったので、アイゼンが効かないのではないかと、恐る恐る登った。他の3人はすいすい登って行った。
小さな氷瀑や急な雪壁を越えて奥ノ滝、60m2段(資料では3段となっていたが雪に埋もれていたのかな)が見えた。遠目でもすごく長くて大きく、迫力がある。先行者が登っているのが見えるが、なんか止まっている。どうしたのかなと思っていると、Aさんが雪の中からアイゼンを見つけた。どうやら先行者はアイゼンを落として、片方だけで滝を登っているようだ。すごい。。。Wさんがアイゼンを届けるため、スピードアップして登って行った。
奥ノ滝の下段の滝を登る。普通は右側を登るらしいがまだ氷が薄くて登れないので、難しそうな左を登る。とってもバーティカル。。。登れるだろうかと不安だが、Iさんガシガシ登って行ってさすがだ。先行者はトラバースして誰も登っていないので、雪が深く沈み込み、氷へ取り付くのも這い上がれない。2ピッチ目までテンションかけまくりでスクリュー回収。それからはどうにか登れたが、腕がパンプした。
上段はするっとしたなめらかな滝。下段よりも傾斜は緩いが長いので、またまた腕がぷるぷるきた。
これで滝の登攀は終わったーと思ったが、ここからが最後の試練。山頂までの長い急登のラッセルが待っていた。噂には聞いていたが、疲れた体には堪える登りだった。10歩歩くと休むという感じで、よれよれだった。
やっとの思いで山頂に辿り着く。やったーという言葉しか出てこない。富士山、北岳、仙丈ヶ岳など間近に見えた。それに影甲斐駒も。3人の仲間に感謝でいっぱいだった。
下山の登山道も急で、鎖有り、梯子ありで、疲れた。五合目へ着いたら、地面に寝そべってしまった。みんなでたくさん食べて飲んで、達成感と疲労でぐっすり眠れた。

 

12月10日 晴れ時々曇り
五合目小屋跡7:50 - 竹宇駒ヶ岳神社12:00
ゆっくり起床。気温が上がって、刃渡りの氷も解けていた。神社に着いて、無事に下山したことに感謝する。
車に乗りながら甲斐駒を見た。ごつごつしていてかっこいい。登れてよかった。一緒に登ってくれた仲間に心から感謝した。そして、黄蓮谷右俣はアルパインの総合力を必要とする素晴らしいルートだなと、しみじみ思った。

 

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