鋸岳ー甲斐駒ケ岳ー仙丈ケ岳

投稿日: 2018年1月23日 0:47

スタイル: 積雪期,雪山登山

提出者: morikazu

出発日: 2017年12月29日

帰着日: 2018年1月2日

同行者: K

北アルプスを計画するも日本海側は天気がよくないので、南アルプスへ転進するこ
とにした。

 

12月29日 晴れ
戸台 11:35  - 角兵衛沢EL1900 16:30
8:30に松本で相棒と合流し、北アルプスを止め、どこにしようか相談する。鋸岳の
資料が目に留まる。以前来た時、鋸岳のぎざぎざの稜線が印象的だったからだ。とい
うことで、伊那へ移動。
戸台から見たら山が黒かったので、警備隊の方に聞いてみたところ、今年は雪が多
いとのことだった。これで?多いの?やっぱり北アルプスと比べると積雪量がぜんぜ
ん違う。
登山口には警告として「鋸岳はクライミング、ルートファインディング、セルフレ
スキューの技術が必要。上級者以外立ち入らないこと。」とあった。そんなに難しい
のだろうかと、下調べをしてこないことに不安を覚えたが、無理そうであれば甲斐駒
山頂まで行かず、鋸岳第二高点を過ぎた熊ノ穴沢を下りてくることにする。
戸台は、登山を始めたばかりの頃、静岡労山の正月山行で甲斐駒・仙丈に3年ほど
参加させていただいた以来だ。
河原のゴロゴロとした石を踏み踏み、歩き始める。天気はいいし、暖かいし、本当に日本海側(北ア)は天気が悪いのだろうかと思いながら歩いた。
戸台川を渡渉し角兵衛沢へ。始めは樹林帯を登るが、次第にガラガラの急なガレと
なる。今日は出発が遅かったので角兵衛沢大岩の岩小屋を目標とするも、ガレガレで
ペースが上がらず日没近くになり、やっとテントが張れそうな岩陰を見つけて整地す
る。陽が落ちると一気に寒くなり始めた。明日は今日の遅れを取り戻すため、早出す
ることにして就寝した。

 

12月30日 晴れ
EL1900 4:50  - 角兵衛沢コル 8:00 - 鋸岳第一高点 8:30 - 第二高点 - 六合石
室17:00
前日と同じくガレ場を登り、角兵衛沢を詰める。雪が少ないので、歩きにくい。稜
線に近くなるとテントが張れそうな吹きだまりが2箇所ほどあった。
コルから雪のついた草付きを登って行くと第一高点までは30分ほどですぐだっ
た。けっこうらくなのかもしれないと思い、第二高点を目指す。この間が核心といっ
てよかった。登りはたいしたことはないが、懸垂下降が3回ほど必要だった。
「鋸岳という名は連続するピークの総称で、その最高峰が第一高点。甲斐駒ヶ岳ま
での稜線が一望でき、北岳も見える。ゆったりしたカーブを描きながら続く尾根の両
側は切れ落ち、第二高点までは小ギャップ、大ギャップの懸垂下降、悪いナイフリッ
ジやルンゼのトラバース、また岩肌にぽっかりと口をあけた鹿窓など、たくさんのお
楽しみを通過して第二高点に立つ。」-資料より-
とにかく雪が少ないので、それほど大変といった感じはなかった。
第二高点に立つと第一高点が意外なほど近かった。あんなに頑張ったのに。。。
北アルプスも中央アルプスも全開だった。本当に北アは天気が崩れるのだろうかと
いうくらい白い山並みが美しく見えていた。
そこから六合石室までが長かった。中ノ川乗越を過ぎ、三ツ頭の稜線に入ると樹林
帯でシャクナゲやハイマツが雪に埋まっておらず、アイゼンに引っかかって歩きにく
かった。夏だと藪こぎで大変だろうなと思いながら登る。
途中、稜線にはテン場になりそうなところがたくさんあったが、日暮れぎりぎりま
で頑張った。石室は思っていたのとぜんぜん違い、新しくてアルペンチックなかわい
い小屋だった。途中で追い越してきた先行パーティもここに泊まると話していたが、
結局来なかった。鋸尾根は、登る技術というより体力が必要だと感じた。自分たちだけだったので、小屋内にテントを張って快適に就寝した。天気はそんなに悪くないの だが、とても寒く感じた。

 

12月31日 曇りのち雪
六合石室 8:00 - 甲斐駒ヶ岳 10:30- 長衛荘テン場 15:00
甲斐駒が目の前に見えているのに、思ったよりも遠かった。登っては下るを繰り返
し、山頂へ。山頂は、3週間前とあまり変わらず雪が少なかった。まさか12月に2
度も甲斐駒に登るとは思ってもいなかった。黒戸尾根-黄蓮谷も長かったが、鋸尾根
も本当に長かった。
天気はすでにすっかり下り坂で吹雪いていた。下りは直登ルートで下りたが、鋸尾
根より雪が多く、警備隊の方が言っていた通りだった。
長衛荘テン場には、テント村ができていた。大晦日だったが、みんな早寝して静かな夜だった。

 

1月1日 曇りのち雪
長衛荘テン場 6:00- 仙丈ヶ岳 10:15- 長衛荘テン場 12:30
相棒が仙丈にも登りたいというので、行くことにする。二合目の樹林の間からご来
光を拝む。もっと早出すればよかったが、寒くて起きれなかった。
よく比較されるが、甲斐駒は岩山で男性的で、仙丈はたおやかで女性的な山である。
小仙丈から山頂が見えていても、これまた遠かった。風もきつく、白くて冬山らしか
った。山頂は寒くて、みんな長居しないでさっさと下りて行っていた。

 

1月2日 曇りのち晴れ
長衛荘テン場 7:25- 戸台 11:40
下界はとても暖かく穏やかだった。仙流荘のお風呂で暖まる。鋸尾根がとてもかっ
こよく映えていた。
今回、初めて南アへ転進したが、無計画でも登れたのは、雪が少なかったのと天気
がよかったからだと思う。2017年は敗退も多かったので、最後はピークを踏んで
完遂できてよかった。

 

残りの休みは八ヶ岳に行き、ジョウゴ沢、三叉峰ルンゼ、南沢小滝でアイスクライ
ミングをして遊んできた。ジョウゴ沢は人気ルートにもかかわらず、誰も人が入って
おらず、氷瀑がとてもきれいだった。ゴルジュを過ぎ、ルンゼのナメ滝を登り切ると、
大滝やナイアガラの滝がブルーアイスでとてもきれいだったのが印象的だった。
山三昧で充実した正月休みだった。また、山を頑張ろうと思えた2018年スター
トだった。

 

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鋸岳第一高点

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先行パーティ

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鹿窓

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甲斐駒を目指す

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鋸尾根を背に

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甲斐駒山頂

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ジョウゴ沢F2

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ジョウゴ沢

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ジョウゴ沢ゴルジュ上

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ナイアガラの滝

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三叉峰ルンゼ

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南沢小滝

 

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