早月尾根ー剱岳

投稿日: 2022年12月11日 13:23

スタイル: 雪山登山

提出者: morikazu

出発日: 2022年11月26日

帰着日: 2022年11月27日

同行者: O

【11/26】 雨のち晴れ、雪、雷

0845 馬場島EL760ー1345 早月小屋EL2300 1405ー1505 ビバークEL2500

 

家族の手術と入院、憂鬱だった大きな仕事、引っ越し。全て終わった。さっぱりして、やっと気持ちが山に向かえるようになったので、剱に行くことにする。 たぶん、今年は歩けないだろうから、早月小屋にテン泊になるだろうな、もしかしたら頂上も踏めずにタイムアウトかも。。。と思いながら出発する。

朝は小雨が降り、出発時間を遅らせた。その後は青空が広がり、来てよかったと思う。         早月尾根は思ったより雪がなく、EL 2000から急に雪が多くなった。 小屋のテン場には、テント6張ほど。去年並みのスピードで登れたことに気をよくして、EL2500までテントを上げることにする。

日帰りの2人組パーティー とすれ違うも、今年は雪が多く山頂踏めなかったと言っていた。トレースのお礼を言い、進む。

今夜は荒れ予報なので、しっかりとテントをハイマツに固定する。入室してまもなく、テントを叩く音がした。あられのような粒雪がひっきりなしに降っている。

夕食を食べ終わりシュラフに潜り込んだら、今度は雷のオンパレード。目蓋を閉じていても黄色い稲光が見える。でも、それはまだいい。遠くで音がするから。 赤い稲光が飛び込んできた瞬間、すぐに雷鳴と地響きがした時は、早月小屋にテントを張らなかったことを後悔した。四方八方ピカピカドッカン赤い稲光と雷鳴に囲まれていた。思わずOさんに「今までいろいろありがとう。」と、お別れの言葉を言った。でも、その後、寝てしまったので、恐怖より睡魔のほうが勝っていたんだろうな。

 

【11/27】雪のち晴れ

0426 テン場ー0746 山頂ー0955 テン場 1042ー1111 早月小屋ー1407 馬場島

 

無事に目が覚めた。生きてる!でも、テントが狭い。降雪で、テントが押されている。20センチ以上は降った感じ。ラッセルかー。。。とため息つく自分と、ラッセルだー!と喜ぶOさん。

朝食を摂っていると、N山岳会の5人パーティが挨拶して通りすぎる。急いで準備をし、EL2600過ぎで合流。お礼を言い、Oさん、ラッセルを交代する。 自分はこの時期の剱でこんなに雪が多いのは初めてなので、慎重に鎖場や岩場を通過する。 クライムダウンもアックス1本しか持ってこなくて怖かったので、フィックス張ってもらう。アックス打ち込むと雪が風で舞い上がり、目潰し攻撃してくる。ルーファイも迷った。思いっきり冬山だった。めちゃくちゃ頑張った。

山頂の祠は、左右の角しか見えてないくらい雪が積もっていた。鹿島槍も立山も真っ白で美しかった。

今日は昼前から天気が回復する予報なので、早月小屋からゆっくり出発してきたのだろう。下山時、すれ違ってもフィックスやトレースのお礼を言うパーティは1つも、1人もいなかった。彼らにはトレースがついているのが当たり前なのかもしれない。トレースがあるのとないのでは、スピードも労力も全然違う。(達成感も。)だから、自分だったらお礼を言うけどなあと思いながら、テン場まで。こんなことを思うのは自分の器が小さいからなのか。

無雪期に歩いてなかった割には歩けたので、今シーズンもまだ頑張れるかなと思いながら、馬場島まで。 今回山頂に立てたのはN山岳会のおかげ。ありがとうございました。

 

 

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